会長挨拶
ごあいさつ
この度、第100回日本糖尿病学会中部地方会をお世話させていただくことになりました岡本石井病院の森田浩です。今回は第100回という記念の回であり、これまでの中部地方会の歴史を振り返るとともに、オール静岡の体制で取り組む所存です。副会長には静岡県東部の順天堂大学静岡病院の野見山崇先生、中部は静岡県立総合病院の有安宏之先生、西部は浜松医科大学の松下明生先生に加わっていただき、事務局長は浜松医科大学の釣谷大輔先生の体制で、静岡の取り組みや静岡の特産に関したイベントも企画しております。
学会は言うまでもなく、皆様がそれぞれの知見を持ち寄りアカデミックに議論する場でありますが、同時に人々が交流する場でもあります。1日目の夜には、オークラアクトシティ浜松において懇親会を予定しています。Y I Aの表彰式とともに静岡ならではのイベントを予定しています。皆さんに静岡を満喫していただく企画を数多く用意していますので、皆様お誘い合わせの上、奮って参加をお願いします。
私はこれまで、浜松医科大学、藤枝市立総合病院と急性期病院に勤めて来ましたが、2025年4月からは現在の岡本石井病院に勤めています。今の病院は専門的治療というよりは地域に密着した病院で、初期から合併症が進行した患者など様々な患者の対応に当たっています。病院によりその役割は異なりますが、その病院に応じた患者対応が求められます。現在の病院はリハビリのスタッフや設備が充実しており、糖尿病患者も含めて、脳梗塞患者、心不全患者がリハビリに励んでいます。このようなスタッフの努力も皆様と共有できれば良いと思っています。また、静岡県はお茶やみかんをはじめとした農産物やカツオやマグロ、うなぎなどの水産物にも恵まれたところです。この恵まれた食材を中心に食と糖尿病予防も考えていきたいと思います。
今回の地方会は、第100回を記念し、これまでの歩みとともに、各地区の特徴を活かして地域密着型の糖尿病診療の話題を提供していきたいと思います。よろしくお願いします。
医療法人社団 正心会 岡本石井病院 糖尿病・内分泌・代謝内科
森田 浩
